10 7月 新しい暮らし方を発信する
日本のあちらこちらに
魅力的な暮らしをしている人たちがいた
[eltdf_dropcaps type=”normal” color=”” background_color=””]20[/eltdf_dropcaps]年以上、日本や海外の旅を続けているけれど、ここ数年は日本の地方都市にいくことが増えた。きっかけは2013年秋におもしろいゲストハウスが増えているな〜と気づいて、ゲストハウスプレスを立ち上げたこと。
ゲストハウスを運営している人たちのキャラクターがみんなそれぞれ違っていて、それぞれにユニークで。それでいて大変ながらも大なり小なり自分でビジネスを立ち上げ、その場所で地に足をつけて暮らしているのがとても印象的。ゲストハウスに行けば、おもしろい出会いがある。旅先としてこんな楽しいことはない、と気づき、その楽しさを分かち合いたいと取材を始めたのだった。
旅先ではなく、
豊かな暮らしをしている場所としての地方
あくまでもそこの主題は「旅先」としての地方だったのだけれど、そうして取材を兼ねた旅を続けているうちに、都会で会社生活で疲れている人よりも、苦労は多いけれども、ちゃんと自分の生活を自分なりに捉え直し、充実して生きている人たちがたくさんいることに気づいた。 地方に行けば、田舎に移住さえすればバラ色の生活が待っているか?といえば、絶対にそんなことはない。ただ、言えることは、都会ほど仕事=お給料をもらえる職業 がない故に、生き抜く力が否応なしに増えていくということ。
自分で考え、自分でなんとか稼ぐということをせざるを得なくなり、結果、その人なりのクリエイティビティが発揮されやすくなる(そうしないと生きていけなくなる)。
新しい暮らし方も、旅と同じ。
結局のところ、何が自分に合っていて、どんな暮らしをしたいか?という大きな漠然とした課題に取り組むには、ひとつひとつ、自分の小さな「好き」「合う・合わない」を体感していくしかなく、それはすなわち、自分らしい時間の過ごし方、好きな旅のあり方の延長線上にあるんじゃないか、ということ。
どんな仕事になっても、自分の好きな仕事を自分で選んでいても、忙しいのが好きな人は、ずっとやっぱり忙しくしているし、わたしのような「常に休みたい、旅に出たい」と思っているような人は、いつも自分らしい暮らし方を手に入れても、ずっと時間ができたらどこに行こうか?考えている。
旅をして、いろんな暮らしを見てみるといい
自分の好きな時間の過ごし方の延長線上にあるのが、自分に合った暮らし方になる。自分の価値観が何を重要視するかで、それらは変わってくる。
新しい暮らし方を考えるときに大事なのは、見た目や体裁ではなく、「その生活でどんな風に過ごしたら幸せを感じるか?」という気分・感情レベルでフィットさせていくこと。何か迷いが出たら、感情レベルでその問題について違和感がないか確認してみるとよいと思う。
何ごとも、経験してみないと、実際のところはわからない。 まずは気になる場所、生活を覗き見してみること。旅はその予行練習にはピッタリだ。いろんな暮らしを見て、体感して、「やっぱりコレじゃない」と気づくこともまた、とても大事な教訓なのだ。
Wanderers!で伝えたい新しい暮らし方とは?
旅先で出会った人、暮らし。地方で小さな「ナリワイ」をつくる人たち。 そんな人たちに出会って、話せる場や旅をつくれたらいいなと考えている。 ワンダラーズは旅行会社ではないので、観光バス借りてツアー組んでというようなやり方は出来ないし、それがベストだとも全く思わないけれど、「新しい価値観で生きている人に会いに行く旅」を、さまざまなかたちで提供したい。
新しい価値観 というのは、ひと言では語れないけれど、大きなところでいうと「貨幣経済だけには頼らない」「人との繋がりで幸せと豊かさを実感する」こと。そうした事例や人や機会を、WebサイトWanderers!、リアルな場所としてのWanderers!Osaka、さらにワンダラーズライフデザインという組織として提供していきます。