観光と移住の隙間を埋める

観光と移住の隙間を埋める

旅行=遊び、移住=仕事探し?

[eltdf_dropcaps type=”normal” color=”” background_color=””]地[/eltdf_dropcaps]方創生、なんて単語がニュースに出始めてから数年が経つ。 日本でも各地で増え始めたゲストハウスに泊まり歩くようになり、そこで、過去多かった退職リタイア組ではなく、若い人たちも「故郷にUターン」とか「Iターンで移住しました」という人たちが増えていることに気づいた。

 

2011年3月の東日本大震災は、その流れをものすごい勢いで加速させた。 日本の重厚産業の一大機関である原子力発電所。それが地震と津波の影響でぶっ飛んだ、という事実は、東北沿岸各地に襲った被害とともに、直接被害がなかった人にすら圧倒的に何か大きな深い部分で楔を打った。 2011年以降に「何かをはじめた」人にお話を聞くと、震災が影響していますと語る人がとても多い。地方のゲストハウスを経営している人の中にもそういう人は少なからずいる。

「このままじゃいけない」そう思った人が、人生をがらりと変えるために、住む場所や働く場所、働き方を考え直すという流れは、とても自然なことのように思う。けれど、都会に生きていた期間がながければ長いほど、日本の地方の現状や課題について、よくわかっていなかったりする。

あちこち旅行に行く人でも、それが遊びや慰安のため、と思って行く場所と、これからここに住むかもしれない?と思って訪れる土地とは、見方が全く異なる。実際それはその通りだ。地方自治体の「観光課」と「移住生活支援課」みたいなところと連携を取っているという話は今のところ聞いたことがない。

 

けれど、会社命令の転勤でもないのに、好きでもない知らない土地に、いきなり行って住める??

「いつかここに住んだらどうなる?」
そう考えながら、旅してみる

この乖離って、結局「遊びは遊び、仕事は仕事」って分けているから出てくる発想なんじゃないかな、と感じることがある。 仕事は、9時〜5時(残業あるから基本7時までとか?)の会社勤めで、毎日仕事着来て、通勤するものである、という前提。遊びは、休みの日に暇つぶし?でやるもの。旅は、遊びそのもので、自分の仕事とは全く関係がない。

けれど、ものすごく疲れているから、リゾートホテルのプールや木陰で何もしない休日、 というのは日本人が最も苦手とするジャンルのことで、だいたいどこかに出かけても「あちこち行かないとソン」みたいに出歩くことになる。まるでスタンプラリーのように。

そういう旅の仕方、考え方からすこーし離れてみることができるのが、「もしここに住んだら?」という想像。ゲームのように、まずは想像の世界でそれを考えてみる。そしてその土地に住んでいる人に、会って話を聞いてみる。

移住より前に、やることがある。

自分がどんな暮らしをしたいのか?その暮らしをすることは、(なんとなくかっこよさそうとかいうイメージではなく)本当に自分の望むあり方なのか? そう思ったら体験してみるのが、一番いい。

 

そのときに、一番大事なのが「人に会う」こと。 その地に住んで生活している人に会って、できれば話を聞く。いきなり移住!とかじゃなく、まずは数週間滞在してみる。「お試し移住=試住」なんてサービスをしている自治体やサービスもあるけれど、そういうものを利用して、自分の今後の生活で大事にしたいことを体感し、取捨選択していく。

誰もがそれをやっていいし、やれる時代になっている。

 

レジャーとしての旅行以外の、旅の選択肢があってもいい。 絶対移住する!じゃなくても、いろんな価値観に触れるために、旅を続けるのもいい。
Wanderers!/ワンダラーズライフデザインでは、そうした選択肢をもっと増やしていけるような、サービスを生み出すことができれば、と考えています。

[eltdf_section_title title_tag=”h3″ title=”Photo shooting Place / 撮影地”]

山梨県北杜市大泉町
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混雑中の世界一美しいスタバ

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富山県富山市西町
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隈研吾デザイン富山市立図書館

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